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レザークラフトに適した革
和乃革を始めたきっかけは「レザークラフトに適した革を作りたい」という思いからです。
インターネットでいろいろな革を買うことができる時代になりましたが、なかなか思った通りの革は見つかりませんでした。
革の好みは人それぞれなので、万人に好まれる革というのはないと思います。
そんな中でも、革好きな人なら、こんな革を好むだろうという革を和乃革では販売しています。
また、レザークラフトで使用する革ということを前提にして、革を製造しているので
手縫いのレザークラフトでは扱いやすい革になっています。
どんなところがレザークラフト向きか
レザークラフトに適している革といっても、これも人ぞれぞれだと思います。
和乃革では「レザークラフト初心者が扱いやすい革」=「レザークラフト向きな革」と考え、販売しています。
コバ処理のしやすさ
例えば、レザークラフトをしていて、コバがきれいに仕上がらないと思ったことはないでしょうか?
それはあなたの技術の問題ではなく、革の性質の問題です。
(多少、技術の問題の部分もありますが。。。)
コバがきれいに仕上がるかどうかは、革の繊維の締まり具合やタンニンの量によって変わってきます。
和乃革で販売している本ヌメ革はピット層でなめしているため、繊維が締まっており、コバ処理のやりやすい革にしています。
ちなみに、ピット層でタンニン鞣しを行った革は世界的に見ても流通量が減ってきており、全体の1%ほどといわれております
とても希少な革なので、ぜひ一度お試しください。
革の厚さ
また、厚さに関しても、2mmと1mmという手縫いに適した厚さの革を販売しています。
2mmの革は財布の外装や鞄の外装などに
1mmの革は財布の内装などに適していると思います。
革が厚すぎると作品がごつくなってしまいますし、手縫いも大変です。
ただ、薄すぎても手縫いがしにくくなりますし、しっかりとした作品ができません。
レザークラフトに最も適した厚さはどれくらいか検討した結果1mmと2mmの革を販売することになりました。
革を漉く(薄くする)ということもできますが、これはレザークラフト初心者には難しい技術です。
また、革の厚さ選びも初心者にとっては難しいです。
レザークラフト初心者が迷わないように、和乃革では2mmと1mmという2種類の厚さのみで販売させていた大おります。
革の種類
革にはいろいろな種類がありますが、和乃革では2種類の革を販売しています。
- フルベジタブルタンニン鞣しのヌメ革を染料で染めた革
- 染料で染めた革にオイルを含ませて柔軟性を持たせた革
この2種類の革を販売しています。
ハリのある硬めの革を使いたい場合はヌメ革を
少し柔らかめの革を使いたい場合はオイルレザーを
という風に使い分けてもらえればと思います。
どちらの革も染料仕上げでタンニンを含んでいるところは同じなので、
革の個性が生き、経年変化をする革になります。