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契約タンナーの紹介
革の製造を行っている会社を「タンナー」と呼びます。
和乃革で販売している革は、兵庫県姫路市・たつの市にある2社のタンナーに製造していただいています。
革の製造では大量の水を使用します。
そのため、水の質はとても大切になります。そして、革づくりに適した水があるのが兵庫県の姫路市・たつの市周辺なのです。
日本のタンナーは数百社あると言われていますが、その7割は兵庫県姫路市・たつの市周辺にあります。
この革販売サイト「和乃革」をオープンするにあたり、私たちが作りたい革を製造してくれるタンナーを探すために、
日本タンナーズ協会様から複数社のタンナーを紹介してもらいました。
実際にいくつかのタンナーの工場見学をさせていただき、2社のタンナーを選ばせていただきました。
どちらのタンナーも優れた技術をもっており、それぞれの技術を生かした革を製造してもらい、販売させていただいています。
本ヌメ革製造タンナー
和乃革で販売している本ヌメ革を製造している会社は、創業100年以上の歴史あるタンナー「株式会社山陽」です。
国内でピット層鞣しの革のタンナーといえば、「栃木レザー株式会社」が有名ですが、
この(株)山陽は栃木レザーよりも20年以上古い歴史を持つ会社です。
最高品質のピット層鞣しの革を製造する技術を持っています。
和乃革でレザークラフト用の革を販売するにあたって、「ピット層タンニン鞣し」の革は絶対に必要なものでした。
質の高いタンニン鞣しの革を販売するために、この歴史あるタンナーに製造を依頼しています。
このタンナーが製造している革は本ヌメ革一覧になります。
ぜひご覧ください。
オイルレザー製造タンナー
和乃革で販売しているオイルレザーは脱クロム製法という特別な製法により、クロム鞣しとタンニン鞣しの両方の特性をもった革です。
この革を製造しているタンナーは新しい革の製造方法を追求している「株式会社マルヒラ」です。
ピット層を用いたタンニン鞣しという方法は昔ながらの伝統的な製造方法ですが、
技術の進化に伴い、革の製造方法も進化してきました。
タンニンの代わりにクロムという科学化合物を用いた鞣し方法が考案されて、安く早く革を製造できるようになりました。
しかし、クロムを使った革とタンニンを使った革では特性が全然違います。
革という素材を楽しめるのはタンニン鞣しの革だと思っています。
(株)マルヒラはクロムで一度鞣した革からクロムを抜き、タンニンを入れなおす製法である脱クロム製法をもちいることで、
クロム鞣しとタンニン鞣しの両方の特性を持った革を製造することができるタンナーです。
この脱クロム鞣しの革にオイルをたっぷりと染み込ませたのが和乃革のオイルレザーです。
このタンナーが製造している革はオイルレザー一覧になります。
ぜひご覧ください。