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- [和乃革モデル]工業用ミシンレザークラフターLC−PSの紹介
和乃革モデル工業用ミシンレザークラフター LC−PS
工業用ミシンを中心に取り扱っているわくわくミシン工房様と和乃革のコラボレーション企画として「革を縫うためのミシン」を発売することになりました。
名前は「和乃革コラボモデル レザークラフターLC-PS ポータブル工業用ミシン」です。
発売までの経緯
和乃革の革を購入していただいたお客様の中にはミシンを使用している方もたくさんいます。
革を縫うとなると工業用ミシンなどを使用することになります。
ただ、工業用ミシンは革を縫うために作られているものではないので購入したままでは革を縫うことはできません。
革を縫うためにいろいろと調整が必要になります。
和乃革へのお問い合わせの中にも「工業用ミシンの調整に苦労した」という相談があったりします。
そういう相談を受けていると「革を縫うために調整済みのミシンがあればいいのに」と思いました。
そこでわくわくミシン工房様に相談させていただいたところ、
「革を縫うために調整したミシンを販売しましょう」
ということになりました。
こういう経緯で、和乃革の革を縫えるように調整済みのミシンを
わくわくミシン工房様に販売していただくことになりました。
革を縫うための特徴
革を縫うためのこのミシンの特徴を紹介します。
全てのパーツを金属で構成
このミシンには「パワーキャットモーター」という強力なモーターを搭載しています。
モーターの動力を確実に伝達するために、このミシンはすべてのパーツを金属で構成しています。
パーツの一部がプラスチックなどになってしまうと、どうしても動力伝達にロスが発生してしまいます。
そういったことを避けるために、すべての部品を金属で構成しています。
金属パーツにあることで耐久性も増し、普通に使用していて壊れることはほとんどないと思います。
直線ステッチのみに特化
普通のミシンの場合、ジグザグ縫い機能がついています。
わくわくミシン工房の工業用ミシンにもジグザグ縫い機能が通常はついています。
しかし、革を縫うことにおいてジグザグ縫い機能は不要と考え、このミシンでは直線縫い(ステッチ)のみにしました。
そうすることで、無駄な部品や機構を省略でき、針がぶれることなくきれいな縫い目になります。
上下送りに樹脂を塗って傷防止
通常ミシンの送り歯はしっかりと生地を送るために、ギザギザになっています。
たしかに、ツルツルした布などをしっかりと送るためにはギザギザの送り歯が必要ですが、革を縫うためには必要ありません。
革をギザギザの送り歯で縫おうとすると、革に傷がついてしまいます。
この傷を最小限にするために、このミシンの送り歯には特殊な樹脂を縫って、滑らかな送り歯にしています。
これによって、ミシンの縫い跡を最小限にとどめています。
以下の写真ではわかりにくいですが、上送りと下送りの歯に黒い樹脂が塗ってあります。
和乃革の本ヌメ革を縫った場合
実際にこのミシンで和乃革の本ヌメ革を縫うと、以下のような仕上がりになります。
ミシンの抑えの跡はほとんどなく、きれいに縫えているのがわかると思います。