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革の製造工程の紹介〜皮が革になるまで〜
私たちが日常の中で使用している革製品の材料となる「革」は、私たちが使用できる状態になるまで、多くの時間を要します。
しかし、一般の人たちはそのことを知らない人がほとんどです。
レザークラフトを趣味としてやっている人たちであっても、知っている人はわずかです。
このページでは、一般の人が知らない革の製造過程を紹介します。
※写真は契約タンナーである(株)山陽様と(株)マルヒラ様の工場内を撮影させていただいたものです。
原皮
ご存知のとおり、「革」は動物の皮膚を加工したものです。
和乃革では牛の革を商品として扱っていますが、牛以外にも馬、羊、ワニなどの動物の皮が革として使用されています。
革を製造するタンナーのもとには腐敗を防ぐために、塩漬け・乾燥処理をされた状態の皮がとどきます。
サドルレザー・ブライドルレザー・プルアップレザー・ヌメ革など革にはいろいろな種類がありますが、
どの革も最初はこの状態です。
この後の製造過程において、様々な革が出来上がっていきます。
水漬け・背割り
原皮には血液やゴミなどが付着しています。
これらを取り除き、きれいにするのと同時に、乾燥している状態の皮に水分を戻す工程が水漬けになります。
画像のような大きなドラムに水と原皮を入れて水漬けの作業を行います。
また、この後の作業をやりやすくするため、牛のように大きな動物の皮は背中の部分で半分に分割します。
皮が半裁で販売されているのはこの工程により、半分に分割されるからです。
脱毛・石灰漬け
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